勉強会に参加したことないけれど勉強会の運営をやってみた

勉強会に参加したことないけれど勉強会の運営をやってみた

勉強会に参加すらしたことがなかった私が勉強会を運営してみて勉強会「体験」について考えました。
Clock Icon2023.09.29

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

大阪オフィスの勉強会について

過去大阪オフィスは月一で勉強会を行っておりましたが、コロナ禍で全て中止になりました。そして今年の春頃から大阪オフィスで勉強会を復活させようという流れになり、まずは6月、7月、8月と月に一回勉強会を行いました。

勉強会の流れ

一般的に勉強会は主催者と参加者が一緒に学ぶ場で、参加者がお互いに知識を持ち寄り意見交換をします。今回の勉強会では登壇者が一通り登壇を行った後に、懇親会の場で各々意見交換をしていただく形にしました。以下が毎回の勉強会の流れです。

# 時間 セッションタイトル
- 19:00-19:05 CX事業本部の紹介
1 19:05-19:25 登壇セッション1
2 19:25-19:45 登壇セッション2
3 19:45-20:05 登壇セッション3
20:05-20:10 クロージング
- 20:10-21:00 懇親会(クラスメソッド大阪オフィスにて自由参加)

今回の勉強会の主催は私の所属するCX事業本部なので、導入でCX事業本部の紹介を行っております。

勉強会の目的

今回の勉強会には以下のような目的がありました。

  • クラメソが受託開発もやっていることを知ってもらう(CX事業本部は受託開発の部署です)
  • 関西のエンジニアコミュニティを盛り上げる
  • 社内メンバーの登壇機会、交流機会創出

勉強会開催にあたり運営がやったこと

まずは運営のタスクを箇条書きしてみました。書き出してみるとやることが色々とありますが、社内メンバーに助けられてなんとかやってました。

勉強会開催前

  • スケジュール管理(勉強会開催日、Connpass公開日 etc)
  • 登壇者を募る(Slack)
  • 登壇テーマを登壇者と相談
  • 出てきた登壇テーマから勉強会のテーマ決め
  • 登壇者への情報記載依頼(Notion)
  • 当日のスタッフ依頼
  • Connpassの管理(情報の流し込み後の公開、問い合わせ対応、参加者管理)
  • Googleフォームにてアンケート作成

勉強会当日

  • 会場設営
  • スナック類の買い出し
  • 受付
  • 司会進行
  • タイムキーパー
  • 片付け

勉強会終了後

  • 登壇スライド公開
  • アンケートまとめ
  • 勉強会振り返り

積極的な声かけと引き合わせを意識

運営側としては、この勉強会が参加してくださった方にとって少しでも意義ある体験になって欲しいと思っております。そこで誰かを家に招いた時のように、参加者へのおもてなしを意識しながら気を配っておりました。
些細なことですが、参加者とは関係性が出来ていない分、ちょっとしたことでも声をかけて接触回数を増やすようにしました。まずは入り口で出迎える、飲み物配布で一声かける、そして懇親会では「どの登壇を聞きにきたんですか?」のような軽い質問から登壇者や社内のエンジニアに引き合わせるようにしました。

勉強会をやってみて

手前味噌ですが、うちのエンジニアは登壇慣れしていて説明が上手いメンバーが多く、技術がわからない私でも興味深く聞けた上に理解したような気分になりました。また勉強会の後には毎回懇親会を実施しておりました。最初はお互いに遠慮している状態ですが、徐々に話が盛り上がり、場を締めても話が尽きない様子でした。側から見てる限りよい雰囲気の勉強会でした。
運営側としては勉強会開始が決定した当初から定期的なスパンでやることを決めていたので、回数を重ねるうちに傾向が見えてきて、改善のプロセスを回しやすかったです。3ヶ月間は勉強会の企画→勉強会の詳細確定→勉強会当日→参加者アンケートと社内振り返りを確認→次回の勉強会の改善点を決定→次の勉強会の企画→…という流れを繰り返しておりました。

その他にも何度かやったからこそ見えてきた点を振り返ります。

勉強会の全体的な振り返り

良かった点(参加者)

  • 大阪に受託開発の会社があるということを知ってもらえた
  • 技術の勉強だけでなく、プロダクト開発の会話ができた
  • 継続して勉強会に参加してくれる人もいた
  • アンケートの回収率が7割以上でとても高かった
    • おまけにどのセッションも満足度が高かったです!

良かった点(社内)

  • エンジニアが技術について熱く語れるオフラインの場
  • 入社の浅いメンバーの出社きっかけ、登壇きっかけづくり
  • 他拠点からの登壇ゲストや大阪メンバーの社内コミュニケーションの場

苦戦した点

オフラインの集客は苦戦し続けました。
過去の勉強会と比較すると、参加者は半数以下です。ただ振り返ると、参加者だけでなく大阪の出社率もあまり回復していないのです…関西人は外に出たい気持ちが戻っていないのでしょうか?(熱い夏が過ぎたので今後は参加者が増えると思いたいです)今後も改善を繰り返して「オフラインだからこそ参加したくなる勉強会」を目指していきたいです。

個人的な振り返り

良かった点

コロナ禍で途絶えてしまったオフラインでの接点づくりができたかと思います。勉強会を再開してから定期開催にしたことで「大阪にエンジニアの勉強会やってる会社がある」と認知してもらえたのではないかと思います。 また社内外の方とコミュニケーションを取れたこともよかったです。受託開発をしていると社外で関わるのはお客様かビジネスパートナーがほとんどです。勉強会の場で異なる分野の開発に携わる方の話が聞けてとても楽しかったです。
あと当日キャンセルの方も居たのですが、そのうちの数名が丁寧にコメントをつけてくださっていて嬉しかったです。私も丁寧さを心がけて返信させていただきました。(また次の勉強会でお待ちしています!)

反省点

勉強会の大テーマを提案や決定ができなかったのは大いなる反省点でした。本来のテーマ決めは勉強会のテーマがあって、登壇者を募り、登壇テーマを決める流れがセオリーかと思います。しかし私は引きのいいテーマがよくわからず勉強会テーマを決められずで、結果色々と登壇者任せになってしまいました。もっと登壇内容の相談にも乗れる人間になりたかったです…

登壇者の体験を向上させたい

また、登壇者の体験向上ができたらなと思いました。今回の登壇者は立候補と他薦に助けられましたが、多くのメンバーが技術について熱く語りたいから登壇したいという理想的な状態にはまだ至れておりません(案件で多忙というのも大きいですが)
実は私自身も、登壇予定者の体調不良により急遽ピンチヒッターとして1度登壇しました。個人的な登壇者体験として一番よかったのは、登壇後の懇親会で参加者の方々からフィードバックをいただけたことでした。これは登壇しないと気づけなかった良さなので、登壇未経験者でも「やってみたい」と思ってもらえる情報発信を次の課題にしたいです。

これからもCX勉強会は続きます

今後もCX勉強会を定期的に続けていく予定です。来月10月にも大阪のCX勉強会を予定しております!次の運営メンバーにバトンタッチ後初の勉強会ですが、すでに以前からの改善が行われた結果集客が伸びており、流石だな〜と思っております。

私は非ITデザイナー時代が長かったため勉強会文化に触れずにきました。勉強会をよく理解しないままに運営として関わり始めましたが、学んだことを発信し語り合う場としてとても良いものだと思いました。今後私は勉強会のメイン運営から離れますが、これからも大阪CX勉強会のお手伝いは続けていきます。また関西の開発コミュニティだけでなく、関西のデザイナーコミュニティにも積極的に参加したいです。

Share this article

facebook logohatena logotwitter logo

© Classmethod, Inc. All rights reserved.